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「和のおもちゃ絵 川崎巨泉」



明治の玩具絵師・川崎巨泉について書かれた書籍「和のおもちゃ絵・川崎巨泉」。
著者である森田俊雄氏の講演会をきくため、会場の京都嵯峨芸術大学に行ってきました。

紹介していただいた様々な資料の中でも特に感銘を受けたのが「郷土の光」という、巨泉の作った郷土玩具の会報誌でした。
木版刷りの玩具絵とその解説書きが、製本されていない紙束の状態で収められていて、そのまま画として飾るも良し、好きな玩具の記事を集めて自分で製本するも良し、という作りになっています。

今、玩具の小冊子を少しずつ作っているのですが、もし"残すべきもの"として満足いくものができたなら、この未製本スタイルにしたいと思います。
時間をかけて少しづつ回を重ねていき、そのうち気に入ってもらえたページを集めてルリユールなどで製本してもらえたりしたら、それは最高に幸せなことだなぁ、と。

WEBや電子書籍など、紙に印刷もされず、製本もされていない文字情報に触れる機会が多くなっています。
紙に印刷され製本された本を作るというのが、とても贅沢な行為になる時代になるのかもしれません。
でも、それって、健全な変化なんじゃないかな、とも思うんです。
紙とインクで本を作る際は、それなりに紙の本である必然性のある物にしないといけないとあらためて感じました。

未製本の本をルリユールで楽しむ。
今後、紙の本を楽しみ方のひとつとして、あらためて注目されるかもしれませんね。

絵師というだけでなく、デザイナーでありエディターでもあった巨泉の活動を通して、たくさんの刺激をもらえた講演会でした。

巨泉の活動については、本のほうにもみっちりと書かれていますので、玩具絵ファンの方はぜひ読んでみてください。
京都嵯峨芸術大学で行われている展覧会「おもちゃ絵の軌跡」も12/17まで行われているそうなので、こちらもぜひ。
11/15から展示替えがあるそうなので、また足を運びたいと思っています。

そしてそして、巨泉本の版元さんである社会評論社さんから、12月に個人的にとてもに注目している玩具本が発売されます。
これについてもまたご紹介いたしますね。
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七夕馬製作体験会

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千葉県の茂原市では、8月7日になると、真菰や菅などを組み合わせて作った「七夕馬」を家の玄関先や軒下などに飾られます。
千葉の各地でこうした七夕馬は作られていましたが、特に発祥の地と言われる茂原の馬は、鮮やかなタテガミが特徴的な美しい馬です。

8月7日(日)に、千葉県印旛郡の体験博物館「房総のむら」にて、現在唯一の七夕馬製作者である斉藤孝雄氏の指導による製作体験会が、行われます。
「みやげもん」でももちろん取材予定ですが、掲載される頃にはイベントが終わってしまっているので、ちょっとネタバレ気味ですが、体験会のお知らせでした。

組み上げ式のタテガミがなんとも誇らしげで、ぜひとも我が家の玄関先にも飾りたくなる馬です。

参加には予約が必要なので詳しくは「房総のむら」のホームページをチェックしてみてください。

またその際は、「房総のむら」のホームページの「千葉の七夕馬」のコンテンツもぜひのぞいてみてください。
千葉各地の様々な七夕馬が紹介されています。

千葉県立房総のむら
千葉県印旛郡栄町龍角寺1028
tel/0476-95-3333

日本の郷土玩具

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「みやげもん」の連載でもいつも参考にさせてもらっている本、「日本の郷土玩具」です。

1964年に発刊された本で、これまでは古本屋や図書館でしか見ることができませんでしたが、今年2月に日本図書センターより再販され、手に入れやすくなりました。
民俗写真家・薗部澄さんが収集した郷土玩具が約400点掲載されています。
とは言ってもこの本の魅力は玩具の掲載点数ではなく、大写しにした玩具の写真が1ページに1点ずつ紹介された印象的な構成。
写真ページには解説どころか玩具の名前すら入っておらず、撮影者である薗部さんが自ら日本各地を回って選びぬいた玩具の造形を丁寧に見せたい、という真っ直ぐな思いを感じます。

ひとつひとつの形をまずはじっくり見ましょうよ、というタイプの玩具本は意外と少なくて。
多くの玩具がぎっしり掲載されている他の図鑑(こういう本も大好きなんですが)では何度も見ていたはずなのに、この本で見て初めてハッとその魅力に気づかされる玩具がいくつもありました。

28,000円(税抜)とお値段はなかなかですが、みやげもん好きなら頑張って買っても損の無い一冊だと思います。
玩具の名前や解説はちゃんと巻末のページにまとめて入ってますのでご安心を。

「日本の郷土玩具」
撮影:薗部 澄、解説:坂本一也
日本図書センター発行
約500ページ・上製本

嫁入り人形

kagawa

ブルータスの連載「みやげもん#103」にて紹介させていただいた「狆鯛」などの嫁入り人形。

香川の郷土玩具を扱われていた「ひさ六」さんが、残念ながら2010年末で閉店してしまうということで、来年以降入手出来る場所が無くなってしまうのではないか、と心配されていたのですが、栗林公園にある香川県商工奨励館にて引き続き取扱いが行われることになりました。
張り子の嫁入り人形の他、上の写真の小さな土人形である「つまみ人形」も販売されます。

長きにわたり充実した郷土玩具の品揃えで楽しませてくれた「ひさ六」さん、本当にありがとうございました。


香川県商工奨励館
香川県高松市栗林町1-20-16栗林公園内
TEL:087-833-7411

book express VOL.01

furipe

JR東京駅八重洲南口改札内に出来た「book express東京駅京葉ストリート店」にて配布されているフリーペーパー「book express」にみやげもんの小さなコラムを書きました。
VOL.1は北海道みやげの定番・木彫り熊の生みの親である、徳川義親氏のお宅訪問記です。

北海道開拓に尽力した義親氏の自邸は東京目黒にありましたが、今は長野の野辺山に移築されているため、JRの小梅線を使って向かいました。
始発の小淵沢駅から、雄大な八ケ岳を後目に林に囲まれた勾配のある線路をゆっくりと登って行く路線です。
"平日の真っ昼間に、緑の車窓を眺めながらぼんやりと列車に揺られるなんて、これ以上の贅沢があれば教えて欲しいもんだ"、なんて夢見ごこちでいると、突然パステルカラーの建物が目に飛び込み、"ギョッ"として我に返ったら、そこは清里駅。
その清里駅を発車して少しすると、「まもなくJR最高地点を通過いたします」という車内アナウンスが。
いきなりのイベント発生に驚いてとっさに窓に張り付いてみると、線路脇に"JR鉄道最高地点・標高一三七五米"と刻まれた標柱があった。
まもなく到着した目的地の「野辺山駅」もJRで最も標高の高いところにある駅で、ホームに降りるといかにも高原的なひんやりとした空気に満ちていたのを覚えています。
熊のルーツを巡る旅には、もれなく鉄道の記念碑的スポットが2箇所ついてきますので、列車で行くことをオススメしますよ。
ちなみに、小梅線はJRの高い標高にある駅ベスト10のうち上位9つを独占しているそうです。

コラム本編では、木彫り熊と徳川伯爵にまつわる物語だけで誌面が埋まってしまっため、ここではそんな列車の思い出をメモ。

僕は列車に何時間乗っていてもそれほど苦にならない列車びいきなので、北海道だろうが九州だろうが、時間があればたいてい列車で行きます。
北海道熊木彫り発祥の地である八雲にも夜行列車で行ったっけ。
北斗星の旅もサイコーだったなぁー、という話もまたいつか。
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